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2017年7月

LMF501を使ったラジオ(2)回路の工夫

ラジオを自作しようと思い立った理由は、電波の微弱な城ケ崎で良好にTBSラジオを受信したかったからだ。
据え置き型の物があるが、IHクッキングヒーターのノイズを拾ったり、音質がいまいち。
以前から自作したラジオを使っていたが、満足できないので、いくつか工夫してみた。

【1】アンテナコイルの高性能化
これは前の書き込みに書いた通り、受信性能の向上に絶大に寄与することが分かった。

【2】音質の向上
Photo
(クリックで拡大します)
★(8/5追記)条件によっては発信が起こるので、デカップリングコンデンサーを増やしました。効果はありませんでした。

基本の回路から大した工夫は無いが、細かいところで工夫をした。

(1)AGC回路のコンデンサーの容量を増やした。
0.01μF→0.1μF
例えばドラムの音のような大入力があると、音量が抑制されて、不愉快な感じになる。
時定数を大きくしてみた。
いい感じです。

(2)カップリングコンデンサーや、デカップリングコンデンサーの容量を増やした。
高音カットのコンデンサーを入れた。
低音が良く出るようになり、バランスが良くなりました。

(3)スピーカーは高効率のものを選びバスレフ箱に入れた。
貧弱な電力しか出力されないので、できるだけ効率良く音にしてみた。

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ところで、相模原で聞いていると結構音がひずむ。

前報でアンテナコイルの性能の比較をしたが、その際コイルの出力がとても大きいことがわかった。
それはLMF501にとっては過大らしい。
試しに同調コイル(60回)とは別にコイル(6回)を巻いて、それをLMF501へ繋げてみた。
結果は【とても良い!】です。

上記の結果を見ると、LMF501の至適入力は1~数mVらしい。
AGCは30db(30倍)の能力があるがそれをオーバーすると、歪む。

コイルを小型にすれば良いようなものだが、ノイズの点からは、この方が有利だ。

【総合評価】
LMF501は十分実用的な性能を持っている。
性能は、完全にアンテナコイルの性能に依存する。
それが良ければ分離も良いし、ノイズも少ない。
バリコン一個ですが、関東7局は完全に分離しています。

AF回路やスピーカーも、良いものを選べば、音域も広く、良い音が出る。

簡易な回路だが、実用的に使えています。

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LMF501を使ったラジオ(1)アンテナコイルの比較

伊豆(城ケ崎)でラジオ、特にTBSの電波が弱い。
(追記2017/8/5)

以前、縦横70cmほどのループアンテナ(アンテナコイル)を作った。
これで高感度で電波を捉えてラジオを良好に聞くことができている。
残念ながら、外で聞くときには使えない。

かろうじて、NHK第二放送が受信できるので、外で農作業の時はそれを
聞いている。

何とかならないかと考えていた。
で、いくつかトライしてみた。

Dsc_0295
(1)元のコイル。1cm×13cmフェライトにリッツ線を60回巻いた。

Dsc_0288
(2)1cm×20cmフェライトにリッツ線を60回巻いた

Dsc_0322
(3)25cm角の段ボール箱にリッツ線を20回巻いて同調回路を
作ったところ性能が良かったので、直径25~30cmの枠を作って
スパイダー形に巻いてみた。

Dsc_0346
(4)スパイダー形がいまいちだったので、木で枠を作って巻いてみた。
縦21cm横25cm。24回巻き。

Dsc_0344
(5)ついでに、非常用懐中電灯についていた安物ラジオのコイル。

Dsc_0345
(6)古いSonyの携帯MDプレーヤーに付いていたもの。
高級品の風格がある。

これらをポリバリコンに繋げて、(LMF501を使ったラジオでモニターしながら)
NHK第一放送を受信して、コイルの両端の電圧をPCオシロでモニターした。
★作業している自宅の相模原は東京送信所から65kmほど離れている。
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(1) 12mV
(2) 20mV
(3) (4)と同等だが分離が悪い
(4) 62mV
(5) 7.5mV
(6) 3mV
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結果は上記の如くで、(4)の圧勝。
原型の段ボール箱の方が優れているが、使用勝手が悪い。

スパイダー型はポリプロピレン製のためか浮遊容量が大きく、同調がうまくいかない、また局間の分離も悪い。
巻いてはみたが、解体してリッツ線を(4)に利用した。

先月(2)を(1)に交換して城ケ崎で使ってみた。
明確に、かなりの性能向上があった。が、まだ不十分。

(4)を使って試してみる予定。
★(8/5)城ケ崎で試してみました。屋外で十分な感度です。
 TBSラジオが(2)では、ほとんど聞こえませんが、(4)だと若干ボリュームを絞って受信し聞くことができます。受信電力は数倍~10倍はある感じです。

今回のテストでは、手持ちのリッツ線(0.1mm線×50本)を(1)と(2)に使った。
局間の分離も実用上問題なく、リッツ線の効果は絶大、と感じた。

ところが・・・
(5)と(6)を試したところ、アンテナコイルの出力は弱いものの、分離は上記と同等で、コイルの性能は十分高いと思われる。
使われているリッツ線は細いものだ。

(4)を巻くときに長さが足りなくなり、オヤイデ電気から追加のリッツ線を購入した。
上記と同じものが無かったので、0.08mm×30本×10m。これを半分に切って2重にして、
60本のリッツ線にして使った。

【結論】
アンテナの性能の差がとても大きいことが分かった。

上記の構造なら、局間のも良好で、アンテナからの出力も大きかった。
問題は、木枠がダサく、大きく、取り扱いに難がある。

★十分な能力があるので、実際はこれより若干小さくても良かったみたいだ。

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