« LEDランプ消し忘れ防止SW(2) 改訂版 | トップページ | Joule Thiefの検討(13) MOS-FETで1W駆動に成功!(1.2V) »

LMF501を使ったラジオ(4)問題はバイアス電圧だった

LMF501を使ってラジオを製作して使っている。
1号機は各種の工夫の後、音の歪も少なく快調に働いている。(相模原で使用)

(★文末に2018/4/14の追記あり)

2号機を作って、電波の弱い伊豆で使っているが、とても調子が悪い。
低周波回路に問題はなく、高周波のLMF501の働きが悪い。

発振してしまう。コンデンサーなどをかましてみたが改善はしない。

3_2
クリックすると拡大します。
【改変後の回路。(マニュアルとほとんど違いません。でも微調整が必要でした) 】

うまく働いている1号機と比べてみると、図のA点の電圧が違っていた。
1号機:0.9V。
2号機:1.277V

この1番端子は、LMF501の出力&電力供給のポイントだ。
そして、そこの電圧は100KΩを介して、3番端子の入力へ供給され、
初段の増幅回路のバイアス電圧となり、増幅度をコントロールするAGC回路を形成している。

試にA点の電圧を変えてみた。
1.0V:発振する(増幅度が高い)
0.77V:音が歪む(増幅度が低い)

放送電波を受信したときに、A点が0.9V程度になるように回路を工夫すれば安定して受信できる。

(1)LEDの選別
手持ちの赤色LEDのVf値をデジタルテスターで測定してみた。
今まで使っていた物:1.786V
今回選別した物:1.596V
後者を回路に組み込むと回路への供給電圧が1.601Vとなった。

(2)負荷抵抗(RL)の改変
マニュアルには負荷抵抗が1KΩないし1.5KΩとなっている。
色々変えてみて5KΩでも音質には変化がなく、動作も安定している。
今回は2.2KΩとした。
これで1番端子の電圧を0.9Vにできた。

(3)同調回路の出力
同調回路が優秀だと、信号が強すぎ、A点の電圧が下がり音が歪む。

相模原では、20cmのフェライトバーアンテナは強力すぎる。
同調回路とは別に1/10程度の巻き数のコイルを介してLMF501へ信号を入力する。
もしくは4cm程度の出力の小さなバーアンテナで受信する。
伊豆だと、大型の受信コイルが必要だ。

【結論】
LMF501は簡便ですが、結構高性能です。
しかし、設定が僅かにズレただけでも、発信したり歪んだりしました。
紆余曲折がありましたが、行きついた先は、
マニュアルに書かれている回路とはほとんど変わりませんでした。

【追記★2018/4/14】
伊豆に持ってきて、縦21cm横25cmの木枠に24回リッツ線を巻いたアンテナコイルに繋いで使用した。
発振もなく、十分な感度で働いている。
ここでは、電波が弱いので、高効率なスピーカー(※)を使っている。その効果も大きいが。

※(10年ほど前なので型番を忘れた)秋葉原のコイズミ無線で、口径10cmの中で最も効率の良いもの(1000円ぐらい)と、それに合う小型ボックスを購入した。


|

« LEDランプ消し忘れ防止SW(2) 改訂版 | トップページ | Joule Thiefの検討(13) MOS-FETで1W駆動に成功!(1.2V) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« LEDランプ消し忘れ防止SW(2) 改訂版 | トップページ | Joule Thiefの検討(13) MOS-FETで1W駆動に成功!(1.2V) »