« DC/DCコンバーターHT7730の裏技解析-8(追加) | トップページ | タイマー付きトグルスイッチ-2 »

DC/ DCコンバーターCX2601, YX8115, H004fを試してみた。

【2019/1/13追記あり(文末に)】
100均のLEDランプにはDC/DCコンバーターが使われている。
ICとインダクタの2個の部品で構成されている。
まともなdata sheetも見つからず、大したICではなさそうな感じはする。
これまで使っている高機能のDC/DCコンバータLTC3490に比べると桁違いに安価だ。
しかし、制御端子が無いが、例えばTr1個程度で制御できれば、儲けものだ。
先ずCX2601を端してみた。data sheetは見つからない。
元の基盤を参考に下図の回路を組んでみた。
Cx2601
元の回路は10μHのインダクタが使われていて、電源は1.5V。
 
Vinの電圧を変えてみたが、1.5V以上で大きな変化なし。
その他色々試したが、この端子を利用してCX2601を制御するのは不可能と思われる。
 
そこで、YX8115のマニュアルに書かれている如く、インダクタの値を変えてみた。
見事にインダクタの値と反比例する如く、電流値が変わった。
(電源1.5V、電源電流で測定)
3.3μH  400mA(効率が著しく低下)
9μH  250mA(自作)
10μH 175mA
15μH 140mA
50μH 100mA
また、2.5Vで駆動した場合は
22μH  250mA
33μH 195mA
最初、下図の如くSBDとコンデンサを入れて駆動していたが、外しても効率やLEDの見た目の明るさに差が無いのでこの回路の実用的な回路とした。
 
100均lEDライトは結構まっとうな使い方をしているらしい。
 
ところで、LEDは電流を制御しないと容易に熱暴走する。
今回のテストでは、LEDを並列に2個並べても電源電流は全く変化しなかった。
良く制御されているようだ。
(電源電圧の変動には敏感だが)
 
マニュアルは見つからなかったが某ロシア語のサイトに内部回路図らしき絵が掲載されていた。そこにはスイッチングMOSのソースのアース側に抵抗が書かれている。
実際に熱暴走が抑制されているので、そこには電流検出の回路が組み込まれていると読める。
 
この簡便な回路を他の電子回路と組み合わせたところノイズが酷く、動作が不安定になったので平滑回路を加えた。
Cx2601_2_4
これで実用的には問題が無くなった。
 
単独で使う分には最初の回路で十分だ。
充電池は内部抵抗が低いので入力側のコンデンサもいらない。
 
------------------------
他の100均lEDライトのDC/DCコンバーターICも試してみた。
これらも同様な動きをした。
テストは上の図を用いた。
但しVinは出力側のSBDの後ろに結線した。
電流は電源側で測定。
 
【YX8115】
(電源2.5V)
15μH 700mA (ICが著しく発熱。)
22μH 620mA (IC 50℃)
33μH  605mA
(電源1.24V)
10μH 400mA
15μH 400mA
 
【H004f】(最初の文字は解読不可能)
(電源1.25V)
9.6μH  60mA
33μH  20mA
47μH  14mA
これらのICでも熱暴走が抑えられている。
 
1
YX8115を電源1.35V インダクタ29μHで駆動した場合の出力波形。
 
LX端子の波形(青)を見ると、出力Tr(MOS?)がonのときに、電圧がゼロにならずに、僅かに電圧が残っている。  赤線はLEDの波形。
この電圧は、Trだと0.1Vぐらい、良質のMOS-FETだと0.05V位になるはずだが、この電圧はちょっと高い。
グラフを読むと;
---------------------------------------
           on時のLX電圧 LED電圧 電源電流
1 LED   158mV            2.80          115mA
2 LED   191mV            2.74          118mA
---------------------------------------
LEDの内部抵抗が半分になっても、暴走をしっかりと抑えこんでいる。
たぶん50〜100mV位が電流検出に使われていると思う。
 
安価で、且つ、安直なICではあるが安心して使えるICと言える。
 
但し、電源電圧の変動には全く対応していない。
出力電圧が安定している充電池なら充分に使える。
 
YX8115のマニュアルにはもっと大きな電流を出力できるとある。
しかし、ICの耐熱性からすると電源電流600mAが上限であろう。
【追記2109/1/13】
YX8115とH1004のVin端子を試してみた。
1V付近で変動させると発振周波数が変動した。これを制御端子として利用できそうだ。
DC/DC converter

|

« DC/DCコンバーターHT7730の裏技解析-8(追加) | トップページ | タイマー付きトグルスイッチ-2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« DC/DCコンバーターHT7730の裏技解析-8(追加) | トップページ | タイマー付きトグルスイッチ-2 »